ぴろりのくせになまいきだ。

世間に平和はおとずれなぁい

はじめてのてんしょく

なぜ転職しようと思ったのか?ということについては一つ前の記事に書いたので、どういう感じで転職活動をしたのか、ということについて書いておこうと思います。
(前記事「上司は金太郎飴のように出てくる」https://piroriblog.hatenablog.com/entry/2020/10/20/192751)

最初に言っておきますが、ちょっと危ない橋を渡ったり特殊な制度があったりと、セオリーから外れることが多いので参考にしないでください!
でも少しは参考になると信じて書いております。

●転職活動を始めた時期
●実際の転職活動の進み方
●登録した転職サービス

についてまとめていきます。



●転職活動を始めた時期

転職活動のスタートをどのように定義するかによりますが、転職サイトに登録した時点をタイマースタートとするならば、社会人2年目の春です。
(ちなみに次の職場で働き始めるのは3年目の冬です。)

本格的に履歴書を送りつけたりエージェントに相談したりし始めたのは、3年目のお盆後になります。
これは、働きながら焦らず転職活動を進めていって、冬のボーナスを頂戴してから辞める(具体的には1月に辞めるくらい)、とするとこれくらいのスタートだろう、と思ったからです。
9月で情報収集、10~11月で面接、11月中に内定、12月頭にボーナスを貰ってから退職を宣言、1~2月から新しい職場、というムーブを考えていました。

実際、これくらいのスケジュール感で書いてある転職サイトが多いので、おかしなものではないと思います。

一つ役に立ちそうな情報としては、面接時点から1~2ヶ月先にはうちに来てくれますよね?というふうに言われることが多い、ということです。
ボーナスを貰ってから辞めるとすると、ボーナスの支給日に在籍していないと支給されない会社が多い、ボーナスの査定前に退職を申し出ると減額されることがある、という点を鑑みると、逆算して11月くらいに内定をゲットするというムーブが賢いです。

しかしながら、後述しますが、実際にはかなりこれと違った形で進みました。
(9月に内定があったり、10月に現在の内定先が決まっていたり、9月に退職を宣言していたり、などなど。)

ということで、実際の手順とかました謎ムーブについて次の項でまとめます。



●実際の転職活動の進み方

基本的には、転職サービスに登録、書類を作成、求人を探して応募、書類選考、面接、という流れになります。
この流れを複数並行して進めていくことになります。
このステップごとにやったことを書いたあと、実際の謎スケジュールについて言及します。


【サイト登録と書類作成】
転職活動をするにあたって、まずやったことは転職サイトに登録したことです。詳しくは後述します。

そしていわゆる履歴書と職務経歴書を書きました。
それらのハウツーに関しては検索すれば色々と出てきますのであえて言及しません。
(ちなみにエージェント曰く、ここまできちんとした職務経歴書を見ることはなかなかない、と褒められました。サイトに書いてあることをそのまま愚直にやるだけで十分良いようです。)

これは完全に余談ですが、独自フォーマットの応募書類を書かせるところはすごくストレスがたまりましたね(人事担当の方お願いします)。
そしてそれが神エクセルだったり手書きだったりすると、そりゃもうブチギレですよ。
「フォーマットの乱れは会社の乱れ」という嫁(未届、転職経験有)の名言(迷言?)も飛び出しましたが、まあそんなところに敢えて行こうとは思わないですよね。


【求人を探す】
転職サイトで条件を設定して求人を探すか、エージェントに求人を紹介してもらいます。
わたしは通勤が電車であったため、行き帰りに転職サイトで探していました。

正直な話、よほどエージェントが有能でない限りは自分で探したほうが早いです。
しかし、オープンになっていない求人もありますので、そういったものはエージェントを経由せざるを得ません。
そして確度が高いかというと、そんなこともなかなかありません。
とはいえ、分野が決まっている場合、その分野専門のエージェントに頼むと良い求人がきます(n=1)。


【書類を送りつけて応募】
いい感じの求人を見つけたら、書類を送りつけて応募します。
当然ですが、まずは書類をもとに選考されることになります。適性試験を課されることもありました。
だいたい1週間くらいで返事が来ることが多かったです。
もし書類選考を通過したら、何回か面接に呼ばれ、そこも通ればめでたく内定となります。

転職サイトからの情報をもとに自分でアプライするパターンと、エージェントに丸投げするパターンがあります。
これまた後述しますが、自分でアプライしたほうが圧倒的に書類選考の通過率が良かったです。

これは、エージェントは多数応募させる傾向がある(n=2)ためと思われます。
少しでも興味があるなら応募だけしてみませんか?という具合です。
まあ自分のスキルと、求人で求められるスキルがマッチしてなかったらそりゃ通りませんよね、という話だと思います。
しかし書類選考とはいえ、落とされるのは気持ちのいいことではありませんので、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる作戦はあまり推奨しません。


【面接】
このご時世ですので、オンライン面接のほうが多かったです。
移動時間がないので、1日に複数の面接を受けることも容易でした。
ゆえに有給休暇をあまり消費することもなく、怪しまれずに(?)転職活動を進めることができました。

共通して聞かれたことと言えば、転職をしようと思った理由です。
わたしは、「技術を世の中に送り出し、世の中を豊かにする仕事がしたいが、現職ではそれができそうにない。御社では〇〇という点でそれができると感じた」というロジックで全て押し切りました。
実際に転職する理由の一つではあったので、前向きに転職する理由を主張できたと思います。
後ろ向きだと印象が悪いのは、色々なところで指摘されている通りだと思います。


さて、実際にどのようなスケジュールで進行したか、ということを箇条書きでまとめていきます。

【8月】
・アカ○クエージェントに登録
・(マイ○ビ転職には登録済)
・d○daに登録(エージェントサービスにも登録)
・各種サービスから応募:5社ほど
・書類選考通過:1社

【9月】
・内定獲得:1社、応諾せず(さすがに安すぎた)
・とある分野に特化したエージェントから連絡あり、登録
・各種サービスから応募:10社ほど
・書類選考通過:3社
・現職に退職を宣言(???)
・1次面接通過:2社

【10月】
・書類選考通過:2社
・内定獲得:1社
・2次面接辞退:1社
・内定獲得:2社
・内定応諾:1社
・内定辞退:2社
・引き継ぎ準備

【11月】
・引き継ぎ
・退職手続き
・有給休暇消化


といった具合でした。
正味2ヶ月くらいで転職先自体は決めた形になりますかね。

どう考えても9月に退職を宣言しているのがおかしいです(深い事情があったのですが、かなりリスキーなので真似しないでください)。
そして色々とあって2020年度の上期分のボーナスは貰えました(???)。
普通はもらえないので真似しないでください。1月か2月に退職するムーブが正しいです。

どこを通じてどれだけの応募を行い、勝率はどの程度であったかは次にまとめます。



●登録した転職サービス

前の項でも言及していますが、以下のサービスに登録しました。

・マイ○ビ転職
・アカ○クエージェント
・d○da(エージェントにも登録)
・分野特化エージェント

それぞれ所感を述べていきます。


・マイ○ビ転職

求人の数はd○daと比較するとそれほど多くないと感じました。
ただ、探せばいい求人がたまにある、という印象です。
以前エージェントサービスにも登録はしていましたが、あまりちゃんとした求人を投げてくれるわけではなかったので、今回そちらは使いませんでした。

自分で求人にアプライする場合、求人毎に記入すべき項目が微妙に異なりました。
面倒と言えば面倒なのですが、裏を返すと求人に応じてアピールポイントをカスタマイズして送れるということにもなります。
応募するところをかなり絞ったのもありましたが、勝率は良かったです。

応募:2社
内定:1社
選考辞退:1社


・アカ○クエージェント

学生時代にアカ○クに登録していたので、まあ使ってみるか、と思って登録しました。
電話で面談があって希望する職種や条件を聞かれ、それをもとに求人を紹介してもらう、という形でした。

ただ、正直に言うと、いいなと思える求人が多くなく、やり取りもメールベースで面倒だった、という感想を持ちました。
さらには応募を依頼したけど、応募先から返事がない、というパターンも散見されました。
エージェントがあまり良くなかったのか、それとも求人の方向として一般的なものをあまり持っていなかったのかはわかりませんが、個人的にはおすすめしません。

応募:5社?
書類NG:5社?


・d○da(エージェントにも登録)

求人はたくさんある印象です。
サイト登録した瞬間、エージェントサービスはどうですか!という電話があって、まあついでだしと思ってそちらも登録しておきました。

少し求人の分類が面倒で、「エージェントを通さないと応募できない求人」と「勝手にサイトから応募できる求人」があります。
そして担当のエージェントをつけてもらうと、後者の求人もエージェントを通してくれ、ということになってしまいました。
まあこれがまた面倒で、メールベースでのやり取りは増えるし、電話もかけてくるし(おそらく控えさせることはできるが)、で余計な時間を使わされた感は否めませんでした。

そしてシステム上、サイトに登録した情報がほぼそのまま応募先に飛んでいくので、マイ○ビ転職と違って応募自体は気楽なのですが、毎回サイトに登録してある文章をカスタマイズしてから送ることになります。
カスタマイズをサボり気味で送ったからかもしれませんが、かなり勝率は悪かったです。

エージェントサービスに関しては"not for me"と感じただけなので、悪いことばかりではないと思います。
頼めば応募書類の添削もしてくれるでしょうし(お願いしなかった)、面接のアドバイスもしてくれるでしょうし(お願いしなかった)、面接後のヒアリングと応募先へのフォローもしてくれました(効果のほどは不明)。
面接後に応募先からのフィードバックをしてくれましたが、個人的には不要でした。

個人的にはそこまでおすすめしませんが、初めてで不安、という人はいいのかもしれません。

応募:10社?
書類NG:9社?
内定:1社


・分野特化エージェント

d○daに登録していて、スカウトサービスをオンにしておくと企業やその他エージェントから連絡が来ることがあります(マイ○ビでもよく来ます)。
その中に、希望職種に入れておいた分野に特化したエージェントからの連絡がありました。

それじゃあお願いします、ということで求人を紹介してもらいました。
そのエージェントが良かったというのはあるかもしれませんが、この業界ならここがいいよ、とピンポイントで紹介してもらったのもあったし、かなり具体的にアドバイスを貰えたので非常に助かりました。

目指す業界が決まっているのであれば、分野に特化したエージェントを利用するのは手っ取り早いと感じました。

応募:2社
内定:2社


今回の転職活動を振り返って、もしまた転職するのであれば、次のようなムーブを取ろうと思います。

1. 転職したい職種を決めておき、転職サイトに登録する
2. スカウトを待ちながら、自分でも分野に特化したエージェントを探す
3. 分野に特化したエージェントに求人を紹介してもらう
4. あとは自分でなんとかする

つまり、ある程度転職先のイメージが固まっているのであれば、その分野に強いエージェントを利用するのがよいと思いました。

今回は様々な分野を見ながらだったので回り道が多かったのですが、ある程度歳を重ねてやりたいこととできることが明確になってくれば、求人を探すフェイズで悩まなくなると思いました。
あとは条件だけになりますので。



ということで、あまり参考にならないかと思いますが、転職活動についてまとめておきました。

個人的には、転職活動は自分のやりたいことやキャリアパスを見直す良いきっかけになりましたし、色々な人と話すことができていい刺激をもらいました。

またするかは別として、転職活動は楽しかったというのが第一の感想です。
こんなことが言えるのは、比較的すんなり決まったからだと思います。
そのあたりはラッキーだったと感じています。

とはいえ、ラッキーだけでうまくいったとも思ってはいません。
今まで信念を持ってやってきたことがあって、相応のスキルや知識を身に着け、それがある程度は成果に結びついていたことも要因としてあったと思います。
またするかは別として(2回目)、また転職できるように、信念を持って、また頑張っていきたいと思います。

もし何か参考になれば幸いです。
それでは残りも少なくなりましたが休みを謳歌したいと思います。