ぴろりのくせになまいきだ。

世間に平和はおとずれなぁい

KEEB_PD_R174の写真の話

まえがき

この記事は、KEEB_PD Advent Calendar 2023の記事です。
KEEB_PD Advent Calendar 2023 - Adventar
前の記事はaki27さんの記事でした。40 %以下のキーボードがいっぱいで目の保養でした。それにしても優勝率すごいですね。

自己紹介

ぴろりどんといいます。主にX(旧Twitter)にいます。
昨年(2022年)の夏くらいから自作キーボードを作り始め、今ではアルミの削り出しケースを発注するなど、キーボード沼にどっぷりです。
主に40 %サイズのキーボードを設計しています。今年設計したキーボードについては、以下の記事にまとめましたのでよろしければご覧ください。
piroriblog.hatenablog.com

そもそもKEEB_PDとは?

毎週日曜日の19:00~21:00に、いい感じのキーボードの写真をX(旧Twitter)に投稿するイベントです。
例えば、以下のような告知がなされ、ルールに則って写真を投稿します。


私も新しいキーボードを作ったり、新しいキーキャップが届いたりして見せびらかしたいときに投稿させていただいています。
皆さんのキーボードを見る良い機会でもあり、投稿しないときでも楽しく見させてもらっています。

今年それなりに撮れたと思っている写真

KEEB_PD_R174に投稿した写真

第174回(12/3)開催のKEEB_PDに投稿した写真です。


タイトルは、キーキャップがKAT MizuのMoonlightであることと、ノブが月に見えることからつけてみました。写真で月が3つも見えるのはご愛嬌です。
以下、この写真に関する情報です。

キーボード

  • Keyboard: Paren48(Aluminum case)
  • Switch: Kailh Clione Limacina/Tactile, Durock Sea Glass, Kailh BOX Switch V2 White
  • Keycap: KAT Mizu(Moonlight)

カメラ

Google Pixel 7

撮影環境など

室内で夜間撮影したものです。
大層な機材は持っていませんが、ちょっと工夫をするとそれっぽく撮れることを学習しました。

ライティングは、向きがグネグネ変えられるフレキシブルアームを有するデスクライトを用いています。デスクライトに2 mm厚のPP板を拡散板として取り付け、その拡散板を通した光を白い壁と天井に向けて照射し、その反射光が被写体に当たるようにしています。比較的柔らかな光が当たるようになっているかなと思います。
フレキシブルアームだと、固定できて、かつ、光源の向きを手軽に変えられるので、意外と使い勝手が良いのかもしれないと思いました。写真でいうと、右斜め上方向から主な光が当たるように調整しています。
全然写真を撮る人ではなかったのですが、ライティングの重要性を最近実感しています。レフ版ってなんだよ、と思っていた時代が私にもありました……

撮影機材というほどのものではないですが、Pixel 7で撮影しています。
1倍で撮影すると、端が歪んだりしやすいので、2倍にしてやや離れた位置から撮影しています。やや遠くから撮影すると、スマホが影になりにくいので、その点でも良い手段だと思っています。
本当はちゃんとしたカメラのほうが良いのかもしれませんが、スマホのカメラでもそこそこの写真が撮れるんだなあと感じています。

ちなみに、キーボードの下に敷いているのは、そこそこきれいなアイロン台です。
そこそこいい感じの色で、悪目立ちもしないテクスチャなので、思ったよりいい感じの背景にできたと思います。
何かデスクマットを買おうかなあと思っていますが、今使っている机があまり大きくないので、なかなか買えずにいます。何かちょうどいいものを探すとします。

キーボードに関するコメント

キーボード本体

キーボード本体は、Paren48のアルミ削り出しケースのバージョンです。
Paren48は、ロータリーエンコーダを片手で2つ搭載する分割型キーボードです。湾曲した配列を有するカラムスタッガード系の配列を有しています。詳細は以下の記事をご覧ください。
piroriblog.hatenablog.com
現在、職場のメイン機として使っています。特殊なマウント方式を採用しているので、やや硬めの感触でありながら、疲れにくいキーボードに仕上がったと自負しています。
横から見るとこんな感じで、マウントに使っているステンレス板がチラ見えするデザインになっています。

側面がよく見える写真

なお、ロータリーエンコーダは、カーソルキーなどとして使っています。文章の編集もよく行うので、カーソルキーの使用頻度が高く、すぐにアクセスできる位置にあるのは使い勝手がよいです。

スイッチ

このキーボードですが、やや音がケース自体に響く感があり、スイッチの選定にちょっと難儀していたのですが、 Kailh Clione Limacinaのタクタイル*1にしてみたところ、音的にいい感じだったので、キーキャップの交換とともに入れ替えてみました。
なお、キースイッチを3種類記載しているのは、アルファに使っているキースイッチと、モディファイヤに使っているキースイッチと、サムクラスタに使っているキースイッチとが全て別であるためです。個人的な趣味ですが、サムクラスタに使うのはリニアにするようにしています。

ところで、個人的にはSea Glass*2も結構気に入って使っています。
5色混ざっていて、淡いきれいな色をしていることがフィーチャーされがちですが、基本性能もよく、音も控えめで使いやすいスイッチの一つです。皆さんもぜひ試してみてください。

キーキャップ

キーキャップは、ブラックフライデーのセール期間に、前々から買おうか非常に悩んでいたKAT Mizu*3が安くなっていたので買ってしまいました。
黒の筐体のキーボードに何をつけようか迷っていたのですが、紺系統のキーキャップがいいかなあと思って探していました。
KAT Atlantis*4とも迷ったのですが、ノブがアルミのものを使っているので、レジェンドの色が水色のほうが合うのかな、と思ってKAT Mizuのほうにしてみました。

あと、KAT Mizuにはカラーバリエーションがあるのですが、明るいほうのカラーだと、若干黒筐体に合わないのではないかと思ったので、Moonlightのカラー(ベース:ネイビー、レジェンド:水色)を選択しました。
どちらでもおそらくマッチしたとは思うのですが、Mizuはかわいい感じのレジェンドで気に入っています。ノベルティを買って正解でした。

全体的にシックな感じにまとまったのではないかと思います。
しばらくはこのセッティングで使おうと思います。

まとめ

スマホでもライティングを工夫すれば、ある程度の写真が撮れることはわかりましたが、一定の限界はあるなあと思っています。
よりいい感じに写真を撮ろうとしたら、きちんとしたカメラを買うべきなのはわかりますが、現状ではそこまでのモチベーションがないので、しばらくはスマホで撮影することになると思います。
とはいえ、どうしてもうちの子をカッコよく撮りたい、というモチベーションが湧いてきたら買うかもしれません。ただ、カメラを買うとレンズが分裂して増えていくのをよく見かけますので、そのあたりは注意しようと思います。

この記事は、上記セッティングのParen48である程度書いた後、Quokkaで編集しました。

次の記事はriv_mkさんの「プラモとゲーム機とキーボード」です。かわいい写真の背景、気になりますね。