ぴろりのくせになまいきだ。

世間に平和はおとずれなぁい

ドラム式洗濯機はいいぞ

家事の中であまりやりたくないものを挙げてください、と言われたら、間違いなくトップは洗濯物を干すこと、とわたしは答えます。

家事は2人で分担していて、炊事関係はわたし、洗濯物はお任せしていたのですが、自分の嫌いな作業をやらせるのはなかなか忍びないなあ、と感じていました。


……ということで、Twitterにはちらほら書いていましたが、実はドラム式洗濯機を買っていました。

とにかく楽でいいぞ、と思ったのでこの記事を書いている次第です。


ドラム式洗濯機は、だいたい10月に新モデルが出るらしいので、8月から10月にかけて4割くらい安くなる、と言われているようです。
実際に、40万くらいの最上位機種も、25万くらいになっていました。

今年は大してお金も使っていない(はずだ)し、10万円もまだ残っている(はずだ)し、と思って、えいやと買ってしまいました。


機種は色々悩んだのですが、しばらく使うことを考えると、使っていて楽なもの、という観点で選びました。
具体的には、乾燥機能が強いもの(乾燥にかかる時間が短い)、掃除が楽なもの、という点を重視しました。

その結果、Panasonicの現行の最上位機種、NA-VX900ALを選択しました。
(Panasonic HP: https://panasonic.jp/wash/products/na_vx900a.html)

売り場店員の受け売りも含みますが、乾燥機能に関してはPanasonicが強い(乾燥時間の公称値も短い)、Panasonic製はエアフィルタがステンレスの網で楽(乾燥後は毎回ホコリを取り除く必要がある)、ということでPanasonicにしようかな、となりました。

じゃあなんで最上位機種にしたのかというと、安くなってるし、一つ下位の機種(NA-VX800AL)との値段の差も3万くらいだし、もはや誤差!いいやつ買ったろ!というノリで選んでしまった感は否定できません。

乾いて出てくる、という目的を達成するという意味では、NA-VX800ALでも十分かと思いますが、一応以下に挙げる差と3万程度の差を天秤にかけて選びました。

900ALにあって800ALにないもの:
・液晶タッチパネル
・ふんわりジェット乾燥(800ALよりふんわりするらしい)
・ナノイーX(服と洗濯槽を除菌できるらしい)
スマホで洗濯(遠隔操作できるらしい)


意外と液晶タッチパネルが差として大きく感じまして、というのも、どちらの機種もコースが多すぎてわけがわからん、というのが正直なところです。
数あるコースから適切なものを選びやすい、という意味で
オペレーションが楽である、と考えました。

ジェット乾燥に関しては、多少シワが伸びやすいらしいです。
比較はできないのですが、ワイシャツでなければ、そのまま着れるくらいの状態では出てきます。

ナノイーXに関しても比較はできませんが、少なくとも嫌なニオイを感じたこともなく、満足して使っています。
洗濯槽も除菌しているらしく、長くそのままの状態で使えるものと期待しています。
ちなみに、コートやぬいぐるみなど、洗濯しにくいものも除菌できるらしいです。

スマホで洗濯に関しては、洗剤の自動投入もできますし、昼の外出している間にスタートしておき、帰る頃には乾いている、という使い方ができます(実はまだ使ったことがないですが)。



ということで、既にぼちぼち感想も混ざっていますが、使ってみた感想を挙げていきます。


・乾いて出てくるのは素晴らしい

手で干さなくて良くなったのが、何より素晴らしいです。

通常だと、「洗濯機を回す」、「終わったらすぐに取り出す」、「干す」、(乾かす)、「取り込んで畳む」、というステップがありました。
これが、「洗濯機を回す」、「取り出して畳む」、だけになりました。

終わったらすぐに取り出す、というステップがなくなったことで時間に縛られることがなく、想像以上にストレスフリーです。
スイッチを押したら、とにかく放置で良いので気が楽です。

また、当然ですが、作業しなければいけない時間も手間も大きく低減できました。
作業時間とすると、おそらく20分程度の短縮だとは思いますが、気持ち的なところが大きいです。
まあいいや洗濯しておくか、という気持ちになれます。


・服やタオルをたくさん持たなくて良くなる

わたしは比較的(かなり?)多く服を持っていますが、3時間もあれば洗濯されて乾いた服が出てくるので、そんなにいらないじゃないか、と思いました。

日常的に使うタオル類にも同様のことが言えます。
タオル置き場が溢れ気味になる状態になってしまっているくらいです。

明日もこの服着たいんだよな、ということがあっても、高々3時間で乾いた服が出てくるので、悩むこともなくなりました。


・音はそれなり

縦型の洗濯機と比較して、著しくうるさくなったということはありません。
ちょっと大きいような気がする?という程度です。

夜中に洗濯機を回す是非はさておき、静かモードも存在しているため、そこまで気にならないのではないかと思いました。


・フィルタの掃除は思ったより面倒でもない

乾燥したあとは必ずエアフィルタの掃除をしてください、ということになっています。
実際、エアフィルタを取り出してみると、まあまあな量のホコリが溜まっています。

とはいえ、エアフィルタもワンタッチで取り出せますし、さっと拭けば取れる程度ですので、そこまで面倒だと思ったことはありません。

排水フィルタも週に1回くらい掃除してください、とあるのですが、思ったよりゴミが溜まりません。
掃除に関しても、ちょいちょいとやれば取れる程度ですので、まあこれくらいなら、と思ってやっています。


・洗濯コースがめっちゃある

先述もしましたが、洗濯コースがめっちゃ多いです。
正直な話、全てを使いこなせる気はしませんが、洗いたいものがあったら対応するコースはある、という感じです。

例えば、白襟の黄ばみはどうしても発生しがちですが、温水コースで洗ったらきれいに落ちました。

あとは乾燥をふんわりモードにすると、タオルがふんわりしている気がします。
天日干しした、とまではいきませんが、かなりそれに近い状態です。
少なくとも部屋干しよりはよっぽど良いです。


・洗剤を勝手に入れてくれる

実はこの機能、試しておりません(ジェルボールのストックがたくさんあるため)。
しかし、ジェルボールで既に体感していますが、洗濯物の量を洗濯機が判断したあとに、洗剤を計らなくて良い、というのはかなり楽です。
(ジェルボールもいいぞ。)

これまた試していませんが、洗剤を予め入れておけば、出先からもスマホでスタートできます。
うまく使えば洗濯の自由度が上がると思われます。



感想はこれくらいにして、注意すべき点について述べていきます。


・設置場所、搬入経路は要確認

新しい物件であれば配慮はあると思いますが、通常の縦型洗濯機よりは大きいですので、設置場所は確認する必要があります。

また、幅も60 cmありますので、場合によっては階段やドアのところで通らない、ということもあり得るようです。

Panasonicに関してはメジャー付きの確認パンフレットがありましたので、そちらで確認すべきかと思います。


・汚れ落ちは縦型のほうが一般に優れる

これは承知でドラム式を買いました。
量を入れたときもドラム式は弱いそうです。

縦型は服同士がこすれるような動きをするそうですが、ドラム式は服が上から落ちる程度の動きしかしません。
また、縦型のほうが洗濯に使う水の量も多くなります。
したがって、洗浄効率もすすぎの効率も悪い、という説があります[要出典]。

一方で、機種によっては温水で洗浄できますので、皮脂汚れに対しては、ドラム式の方に分があると言えるでしょう。
泥汚れに関しては水の量の関係もあって縦型のほうが良いらしいです[要出典]。


・電気代と水道代

ぶっちゃけ気にするレベルではないと思いますが、電気代は当然ドラム式のほうが高くなります。
逆に、水道代はドラム式のほうが安くなります。

差し引きでどうなるかは微妙なところだったと記憶していますが、この差で縦型洗濯機との差額はペイしないと思われます。

買っているのはあくまで手間と時間だと思います。



長くなってきましたので、以上としたいと思います。

とにかく楽でいいぞ、というのが一番の感想です。

回し者ではありませんが、皆さんもぜひこの機会にどうでしょうか。

今はそういう時代じゃないから

社会人になってもう3年目になってしまいました。
ぼちぼちお前も後輩の指導をしろと言われ、様々な場面で後輩の指導をしたことを思い出しながらやっております。

月並みな悩みではありますが、いつも後輩をうまく導くのは難しいなあと思っております。
人によってみんな性格は違いますので、万能な指導の方法はありません。
いつもその場を離れるとき、彼/彼女の何か役に立っただろうか、これが正解だっただろうか、といつも思いを巡らせてきました。
そしてしばらくたったあと、後輩がこんな成果を残した、というのを聞くと、少しは嬉しいものです。
もちろん、その後輩が努力したからであって、わたしの手柄だと言うつもりは微塵もありませんが、うまくモチベーションを与えることができたのであればいいなあ、と妄想しております。
逆にうまくいっていない、という話を聞くと、何ができたことがあったのではないか、と思ってしまいます。

先輩たるもの、後輩にとって不利益があってはならないと思いますし、しなくてもいい同じ苦労は味合わせるべきではないと思っています。
自分がしてきたことを土台にして、更に上を目指してほしいと思いますし、そうしてもらうようにすることは後輩に対する先輩の責務だと思います。
それをしないのであれば、ただその組織に長くいるだけの存在であって、そのようは存在はよほど個人の成果が大きくない限りは、組織に対して利益をもたらさない、とも考えています。
これは部下と上司の関係にも言えることで、部下の指導を怠ることは組織に対する不利益である、とも言えるでしょう。


さて、そんな思いを持っているわたしですが、果たしてどこまで踏み込むのが正解か、という点でかなり迷っています。
一言で言えば、どこまでのレベルを求めるか、になるのだと思います。
高いレベルを求めたいけど、本人はどうしたいんだろう、いやでもこれはきちんとしていて損はないと思うし……しかし言い過ぎるのも良くないし……といった具合にバランスをはかりかねています。

上司と部下という確固たる上下関係ではないにせよ、先輩と後輩という関係であっても、下から行き過ぎた指導だと言われてしまえば、それはハラスメントに該当してしまうでしょう。
もちろん怒鳴り散らすようなことは絶対にしませんが、良かれと思って、また、このレベルは当たり前だと思って、指導してしまうことは大いにありそうです。
おそらくモラルハラスメントに該当するでしょうか。

モラルハラスメントの厄介なところは、大抵の場合本人に自覚がないことかなあと思います。
する方は良かれと思ってやっていることが多いので、お互いにアンハッピーになってしまうのが救えないところです。
「本人の意向を無視したしごき」は「ただのいじめ」ととられても反論の余地はない、と自戒を込めて言及しておきます。


まだわたしも若い部類に該当すると思いますが、理不尽な怒られ方をした体験(部活動、バイト等)の数々はよく覚えています。
怒られる、という恐怖を利用して指導をしている指導者を何人も見てきました。
恐怖のように負の感情を用いたコントロール方法に一定の効果があることは認めますが、その効果は一時的であり、従わせることは可能でも、指導された人の自発的な行動を促すものではありません。
怒られないために行動するだけの人間ができあがるだけです。
そして「指導」が「行き過ぎた」場合、何かしらのお咎めを受けることでしょう。
もう今はそういう時代ではないのです。


後輩と先輩という関係であるならば、本人のやる気を引き出しつつ、適切に道案内をすることが適切な指導になると思います。
決してアドバイスをすることではない、と思います。
直接的にも間接的にも強制することはできませんので、ある意味では背中で語ることにもなるかもしれません。

先輩としては、そのようになんとか気づきを与えることしかできないのかもしれませんが、後輩が気づきを得たとき、トレースできるよう、適切に軌跡は残しておかねばならないと思っています。
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり、です。


しかし、もし部下と上司という関係になったのであれば、踏み込まないわけにはいかなくなると思います。
何か言われるのが怖いから、といったことでは組織にとって不利益をもたらしかねませんし、本人のためにならないことも多くあるでしょう。
したがって、部下に対して適切な形で指導しなければならないことが必ず来ると思っています。

この際は、適切な理由を添え、本人の意向を見極めたうえで、モチベーションを与えられるようにしなければならないでしょう。
部下に対する理解と、お互いの信頼関係が必要になってくるものだ、と理解しています(のでそうしなければならないと思いました)。



しかし、このように部下本人の意向を優先するとなると、「指導」がしにくい、という側面は当然あるでしょう。
立場を変えれば、下の立場として上からきちんとした指導を受ける機会が減る、ということになります。

指導を受けられないとなれば、能力を伸ばしていくにあたって自分で学んでいくしかありません。
自分で学ぶ習慣がある人は勝手に能力を獲得していき、そうでない人は指導もされないのでほぼ横ばい、となり、時を経るにつれて乖離が大きくなっていくのは想像に難くありません。

より良い仕事をしようと思ったら、下としては自分で伸びることを求められる時代になってきているのだと思います。

カルボナーラはクリームソースではなかったようだ

界隈で(?)話題となっている(?)、新婚旅行でイタリアに行ったときに不倫したイタリア人から教えてもらったらしいカルボナーラの作り方にインスパイアされました。
元ツイートは見当たらなかったので出典がなくて申し訳ありません。

ちなみに、間違っても「不倫 カルボナーラ」で検索しないほうがいいです。
押すなよ押すなよではなく本当にやめたほうがいいです。



このカルボナーラの作り方、まとめると、

1. 塩多めでスパゲッティを茹でる
2. 全卵とパルメザンチーズ(20-30 g)と炒めたベーコンと和える

というだけの簡単なものです。


まあしかし、そのままやるのも芸がないと思って色々アレンジして作った結果、「あーそーゆーことね完全に理解した」状態になったのでご紹介します。

(アレンジしようと思った最大の理由は、その昔、釜玉パスタなる商品があって、乾燥ベーコンとチーズに茹でたパスタと生卵をまるっと入れるというものだったのですが、卵の生っぽい感じとカラザ(黄身についてる白いアレ、とても嫌い)の食感がとても最悪で、パスタに生卵の全卵をいれるべからず、と思っていたからです。)

そもそもカルボナーラというと生クリームをいれるクリームソースのパスタというイメージがありますが、それは勘違いだったのかもしれない、と食べてみて思いました。
今まで牛乳と卵の混ぜたやつをパスタと一緒にベーコンを炒めたフライパンに入れ、とろみがつくまで火を入れていましたが、どうもコレジャナイ感があったんですよね。
店で出てくるカルボナーラはたぶんこれだ!となりました。



ということで作り方です。
我流なのでよろしくないところもあるかもしれませんがご容赦ください。


材料(1 人前)

パスタ 1 人前(生パスタだと完全に店の味)
ベーコン 適量(ハーフベーコンなら1 パック)
スライスチーズ 1 枚(無くても可、お好みのチーズでも可)
にんにく 1/2 片(当然チューブで可、1.5 cmくらい)
オリーブオイル 適量(サラダ油でも可)
卵の黄身 1 個分(白身はスープにでも入れましょう)
パルメザンチーズ 20-30 g
牛乳 100 cc(多分これくらい)
塩 少々
胡椒 少々(あらびきが望ましい)


手順

1. たっぷりのお湯をわかし、パスタを茹でる(乾麺の場合は塩を少し入れる)
2. ボウル(ガラスが良い)に卵の黄身(カラザは取る(ここ重要))、パルメザンチーズを入れておく
3. オリーブオイルをフライパンにひき、潰したにんにくを入れ、にんにくの香りがたつまで弱火で炒める
4. 細切り(5 mmくらい?)にしたベーコンを色がつくまで中火〜弱火で炒める
5. 弱火にしてスライスチーズを入れ、少しとかす
6. 牛乳を少しずつ入れ、チーズを均一に伸ばしていく
7. 牛乳を入れ終わったらしばらく火にかけ、端が泡立ってきたら胡椒をふり、火を止めておく(入れたチーズが少ないときは少し塩を足す)
8. パスタが茹で上がったらお湯を切り、ボウルに入れる
9. フライパンのソースをボウルに入れ、よく混ぜて盛り付ける
10. 胡椒をふって完成


もとのレシピからすると少し手間がかかっていますが、そのぶん美味しいはずです。
白身を抜いたぶん、水分量が足りないので牛乳を足している形になっているのかなと思います。

ほぼほぼチーズと卵黄なのでかなり濃厚な味がします。
補足で書きましたが、生パスタで作ると完全に店で出てくるカルボナーラに近い味になります。
たまたまスパゲッティを買おうと思ったら、生パスタのリングイネしか残っていなかったので、これでカルボナーラを作ったら幸せになれました。

ちなみにベーコンとかチーズの量と種類はわりと何でも良いかと思います。
お好みで適当に入れてみてください。
冷蔵庫にあったとろけるチーズも適当に入れて作ってみましたが、まあまずいわけがありませんでした。
ブロックベーコンを使ったりパンチェッタを使ったりすると、たぶんもっと美味しいです。


魔改造してしまったけど、教えてくれたイタリア人、グラッツェ