ぴろりのくせになまいきだ。

世間に平和はおとずれなぁい

りかけいのおとこ

が しょうぶ を しかけてき

たりしませんがそんなことについて書こうと思います。


某ゲームでは白衣を着て眼鏡をかけているようなキャラが「りかけいのおとこ」として登場し、状態異常を撒き散らすような嫌らしいやつを繰り出してくる印象がありますね?
いわゆる典型的な『理系のオタク』像なんだと思います。
(英語版だとSuper Nerdらしいです、まあやっぱりですよね。)

わたしは理系の大学院まで出ていますが、確かによく考えるとそんな雰囲気を漂わせる人はいました。
さすがに白衣で出歩くようなマッドサイエンティストはいなかったですけど。
まあわたしも『理系のオタク』ではあるとは思うので人のことは言えませんが。

しかし言うまでもないことですが、理系の人間が全員そんな人ではありません。
みんな眼鏡なわけではないですし(率は高い気がしますけど)、身だしなみに気を使わないわけではないですし(お洒落ではないかもしれないけど)、「りかけいのおとこ」はいわゆるステレオタイプだと言って良いと思います。

自分が持っている属性にマイナスイメージのレッテルを貼られるのは気持ちのいいことではないですし、とある属性を持っているがゆえに奇異の目で見られたりとやかく言われたりするのは許されていいものではないと思います。
犯罪をしやすいわけでも何でもないでしょう。


しかしここでプラスのイメージを貼れば良いというものではないと思います。

巷でよく「リケジョ」という言葉を耳にするようになりました。
理系女子だからどうしたという話です。
確かに数は少ないのかもしれませんが、アカデミアの前では性別も人種も年齢も関係ありません。

ここからは憶測ですが、男女平等が声高に叫ばれる昨今、「リケジョ」の数を増やしたいのでしょう、どうも持ち上げようという傾向があるように思います[要出典]。
某大学では「サイエンスエンジェル」なるものがあるらしいです。
何がエンジェルですか天使に謝れという感じです。

ちやほやされて喜ぶ人種も一定数いるのかもしれませんが、真面目に、というより普通にしてる「リケジョ」に対しては失礼かと思います。
彼女たちだってちやほやされるために理系に進んだわけではないでしょう。
実力もないのにちやほやされたが故にいいポスト得てしまったみたいな話も聞きます[要出典]。
誰も得をしないなかなかかわいそうな話です。

良いイメージを先行させたいのでしょうが、「リケジョ」としてちやほやすることは、本人たちの意向を無視するどころか阻害している可能性が大いにあります。

性別等問わずに『フラット』であるのが正しい「リケジョ」に対する接し方なんだと思うのですがどうなんでしょうかね。


誰がどんな属性を持っていようが、いかにそれがマイノリティであろうが、「まあそういうこともあるよね」と『フラット』に接する精神が求められているのではないかと思います。
とやかく言ったところでどうにかなるわけではないのですから。

みんなが生きやすい世の中ってそういうことなんじゃないでしょうか。