ぴろりのくせになまいきだ。

世間に平和はおとずれなぁい

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

最近、企業における研究のあり方って難しいなあと思います。


当たり前ですが、企業で研究をする以上は、ある程度はその企業の利益に繋がることでなければなりません。
お金の出処を考えればまあ当然と言えます。
ですので、自分の好奇心の赴くまま研究ができるわけでもないですし、良い性能が出たので開発が進んだものの、詳しいメカニズムの解析はさせてもらえない、といった話はたまに聞きます。


今後はおそらくですが、研究開発に情報科学を活用していこうという動きが広がってくると思われます。
制御可能なパラメータのうち、性能に対してクリティカルなものはこれです、とか、このパラメータの組み合わせがいいです、とかということがわかるので、開発期間を短縮できるという認識でいます(間違っていたらごめんなさい)。

余計な実験が減ったぶんはメカニズムの解析までできれば良いのですが、まあきっとそうはならない気かざします。


相関関係があることはわかるけど因果関係があるかどうかを判断するのは研究者に委ねられる状況がしばらく続くでしょうし、このデータはどう解析したら良いという判断は、データの背景も含めてかなり高度な知識や理解を要するものであると考えています。

開発を加速するのは今後やっていかなければならないことだとは思いますが、原理原則の理解をなおざりにするのは過渡期を生きる者として褒められたものではないような気がします。


飛び道具はうまく使っていかねばですね。