ぴろりのくせになまいきだ。

世間に平和はおとずれなぁい

素人質問で恐縮ですが

理系の方ならネタとしては聞いたことがあるかもしれません。

「素人質問で恐縮ですが」から始まる質疑応答は「これからお前をわからせてやる」「何適当なこと言ってやがる」「詳しく知らないんだけどお前の言っていることはおかしい」といった意味があるとされています[要出典]。
バリエーションとしては「素人質問ですが」「この分野は素人なんですが」「この分野は詳しくないんですが」などがあるとされています。

こんなことを言う人たちはたいてい発表者の専門外から質問していじわるしたいわけです。
恥をかかせてやろうというだけなら非常に浅ましい行為なのは言うまでもありません。

これらの質問が本質を的確に突いていることももちろんあるのですが、門外漢が適当なことを言っているだけで発表者のほうがそんなことはわかっていた、みたいなこともあります。
それこそプークスクスですね。

ちなみに専門家が裏であいつわかってねえなwwwなどとやっているのは一番浅ましいとわたしは思います。
非常に感じが悪いのはそうなんですが、その学会に新しく人は来にくいでしょうし、仮に来ても発言しにくくなり、新しい技術や知識が導入されずに停滞することでしょう。
大御所の先生方は後進を育成するのも大事な仕事だと思うんですけどねえ。


話が少し逸れましたが、これらのワードから質問を始める人が必ずしも悪意を持っているとは限らないと思うのです。
純粋に興味関心があって聞いてみたいとか、勉強してみたいとか、そういうこともあると思うのです。
本来の言葉の意味合いとしてはそういうものだと思います。
なぜか京言葉みたいになってしまっていますが。

そしてそうやって自分が"素人"である分野に飛び込んでみようという勇気はなかなか持てるものではないと思います。
それこそ裏でプークスクスされるかもしれないわけですから。

でもよくよく考えてみると、最初は大御所の先生だって"素人"だったわけです。
何も素人だからって恐縮することはないと思うのです。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥です。

さすがに偉い先生に聞く勇気がないので、若い人とか理解の有りそうな人にこっそり聞くようにしています。
素人質問で恐縮ですが、と。