ぴろりのくせになまいきだ。

世間に平和はおとずれなぁい

ペルソナ5 ザ・ロイヤルをプレイし終えて

※この記事はネタバレを含みませんので未プレイの方も是非ご覧ください



このあいだ、2/20がペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ(以下P5S, 公式サイト: https://p5s.jp/sp/)の発売日ということに気づいて、さすがにペルソナ5 ザ・ロイヤル(以下P5R, 公式サイト: https://p5r.jp/sp/)をやりきらねばと思い、トロコンまでしました。

ペルソナ5(以下P5, 公式サイト: http://persona5.jp/sp/)は2016年9月発売で(嘘だろお前)、わたしがプレイし終えたのは、ツイートを遡ると2017年の12月だったようです(嘘だろお前)。


余談ですが、わたしが自分でゲーム機を買ったのがPSP-2000で、発売直後くらいに買った記憶があるので、おそらく購入したのは2007年で、13年前ということになります。
10年前のゲームハードというとゲームボーイアドバンスくらいを想像してしまうのですが、正しくはDS Liteです。
こうして徐々に感覚と年齢がずれてきて、おじさんになっていくのだなあ、というお気持ちになることが最近多いです。
逆に、これだけゲーム等のデジタルデバイスの進化とともに成長してきて、いい時代に生まれたなあとも思いますが。



さて、P5からP5Rになるにあたって、さすがに色々要素が追加されているはずなんですが、2年ぶりくらいのプレイだったので、わりと何が新しいのかわからないところもありました。
ですが、もしこれからプレイされる方がいるのであれば、遊びやすいのは間違いなくP5Rですのでそちらを是非。
ちょっと高いですが。

今回は、追加要素も含め、良かったなあと思うところをつらつらと書いていこうと思います。

ちなみに、P5のプレイ時間は100時間、P5Rは120時間程度でした。めっちゃゆっくりやってこんなもんなのでご参考までに。
さらにちなみに、トロコン難易度は圧倒的にP5Rのほうが低いです。




・なんといってもBGMが好き

実はペルソナシリーズは初プレイだったのですが、どの楽曲もいい意味で耳に残るものでした。

まず通常戦闘曲(Last Surprise)がかっこいいのでやっていてテンションが上がります。
ボス戦突入日にダンジョンで流れる曲(Life Will Change)も、さあやってやるぞ、と気分を盛り上げてくれます。

また、P5では学校生活を送っていくわけですが、日常パートの曲も雰囲気に非常にマッチしていて、聞いていて楽しい曲が多いです。

もちろんサントラは買ってしまいました。

P5Rでは、有利エンカウント時の戦闘曲(Take Over)が新規曲として追加されています。
あまりにP5の通常戦闘曲のイメージが強いのでそれには及びませんが、個人的には結構好きです。

ちなみにP5Sは、初回特典で歴代ペルソナシリーズの曲を通常戦闘曲として設定できます。
P5Sで追加されている楽曲も多数ありますが、個人的には最初のダンジョンの曲がわりと好みです。
きっとそのうちP5Sのサントラも買ってしまっていることでしょう。


・話が示唆に富んでいて好き

どのダンジョンにおいても「改心」させる相手がいて、それぞれ問題を抱えているわけですが、その問題が風刺的である点が良いと思います。
そしてその性根が腐った連中を「改心」させるのですから、やってやったぜ感はとてもあります。
いわゆる、「痛快」というやつでしょうか。

また、ラストダンジョンで語られている内容やラスボス戦でも考えさせられる点がありました。
どのボスにせよ、社会問題をモチーフにしているのはそうだと思うのですが、中でもラストダンジョンは特に風刺的で、ある意味でのメッセージのようにも捉えられました。

当然P5Rでは追加シナリオがあるのですが、そこで語られるテーマも含めて、P5として語りたかったことが完成されているように思いました。
まだP5Sは終わっていませんが、シリーズを通じて、自ら決断することの重要性がテーマになっているのかなと個人的には思います。

もう一つ、今作P5ではペルソナが仮面として顕現します。
用いられる分野によってペルソナの意味は違ってきますが、今作は心理学的な色が強く、単なるゲームシステムとしての役割以上の意味を果たしていると考えられます。
心理学はかじった程度なので、今度ちゃんと勉強してみようかなと思いました。


・伏線がきれいに回収されるので好き

少なくともP5に関してはかなりすっきり終わりますし、ストーリー上の矛盾はないように思います。
そこでそうなってしまうのね、という演出というか見せ方もよくできていると感じました。
いつぞか書いた記憶がありますが、物語における重要なシーンを冒頭で示し、それに向かってストーリーが進行していく、というわたしが好きな演出があります。
そこに到達したときのワクワク感といったらもう、といったところです。

しかし、いかんせんP5がきれいに終わるのでP5Rはストーリーを差し挟む余地があるのか?と思っていましたが、うまく追加されていたと思いました。
多少のねじ込んだ感は否めないですが、矛盾なく語られていたと思います。
(考察しろ、というような部分もありましたが、無理のない範疇かと思います。)

先述しましたが、おそらくP5では何かしらの都合で入り切らなかった部分やテーマをP5Rで追加したように感じました。
これとP5Sをあわせて一つの大きなテーマが語られるのではないかと思っております。


・最後まで息切れしないストーリー

ストーリー色が強いゲームなどで、ここまでは勢いがあったのに、みたいなことはよくあると思います。

P5に関しては、確かに一部ダンジョンが長い、という話はありますが、少なくともストーリーに関しては中だるみすることなくプレイできると思います。
半分忘れていたのはありますが、普段全くRPGの類の2周目をやらないわたしでも、P5Rは125時間もかけて楽しめましたので、中だるみしないのはその通りだと思います。

おそらくですが、物語において、小さな起伏と大きな起伏が複合的に使われていて、登場キャラクター達の心理描写がきちんとしているためだと考察しています。

いずれにせよ、今からプレイするのであればバランス調整もされているP5Rの方をおすすめします。



実は、P5が終わったあとに、ペルソナ面白いじゃんと思ってP4G(ペルソナ4 ザ・ゴールデン)もプレイしました。
ストーリーとしては十分楽しめましたが、システム面でP5と比較すると、かなりやりにくい部分があったと記憶しています。
P5はとても遊びやすく作られているのだなあと思いました。

まだP5Sはプレイ途中ですので、終わったら何か書こうと思います。